広島の建築-2
2008-06-20 Fri 10:24
6月18日(水)午前 広島駅近くにてホテルフレックスを見学した後、徒歩で世界平和記念聖堂に向かう。広島には何度も着ているのですが、訪問する機会がなかったので今回伺いました。徒歩5分ぐらいで聖堂がある音楽大学に到着。

世界平和記念聖堂  設計ー村野藤吾 1954年と半世紀の時間がたつが綺麗に使用されていました。広島の原爆の犠牲になられた方の追悼と慰霊のために世界中から寄付を募り建てられました。

当初、戦後初めての設計コンペとして募集されたが1等は該当なし、2等は平和記念資料館設計の丹下健三であったそうです。審査員に村野藤吾氏であり、村野さんが設計を行い波乱を呼んだようです。

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やはり、人の温もりと時間を感じる良い建築作品です。こんな建築は現代では創ることは難しいでしよう。

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内部に入るとパイプオルガンが聖歌を演奏していました。窓のステンドガラスも綺麗で窓ごとの配色はみごとです。暑い日でしたが高窓から心地よい風が流れていました。

建築の関心のある方は一度見学をおすすめします(見学自由のようです)
建築を学ぶ学生さんは一度ご覧あれ。


世界平和記念聖堂はこちら

参考になったらクリックしてください

また、広島に行く機会があれば建築見学します。
参考にした広島の建築見学ガイドのホームページ

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広島の建築-1
2008-06-19 Thu 09:53
6月18日(水)建築家の団体である(社)日本建築家協会 中国支部にて事業・教育委員会の会議がにあり広島に行って来ました。

会議は午後からだったので、午前中少し時間があったので広島駅近くの建築を見てきました。

初めに行ったのは駅から徒歩5分ぐらいのホテルフレックス(Hotel FLEX)
設計は宮崎浩ープランツアソシエイツ 1994年
京橋川に沿って建っているシンプルでモダンな都市型デザイナーズホテル、前身は明治5年創業の吉川旅館であり、毛利元就の「3本の矢」に由来する家系だそうです。

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外壁コンクリート打放しにグレーの塗装

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川辺のカフェテラス

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エントランスへのアプローチ、ギャラリー展示可能のようです

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サインにKikkawaとあります。

ざっと拝見した後、村野藤吾設計の「世界平和記念聖堂」に行く。
続く

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瀬戸大橋記念公園
2008-02-16 Sat 11:19
2月11日(月・祭日)東山魁夷せとうち美術館を見学の後、時間が少しあったので美術館の隣接の瀬戸大橋記念公園を覗く。

この公園は瀬戸大橋開通を記念して、香川県側としての大橋の袂で1988年に開催された瀬戸大橋架橋記念博覧会の会場跡地を整備した面積10.2haの広い海浜公園です。

園内には、水の回廊や芝の広場、浜林などの散策路や瀬戸大橋記念館、展示広場など瀬戸大橋を紹介する施設がある。記念館に登ると展望台があり瀬戸内海を一望に望み、瀬戸大橋をを見るビューポイントである。

御影石積みのサークル塀がいくとも並び、迫力がある。
内部は空地で砕石を敷きこんでいて、イベントにでも使うのかな?不明

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荒々しい石積みは素朴さを感じる。

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瀬戸大橋記念館(入館 無料)では、架橋実現への道のりや架橋工事の全貌などを、動く模型や映像により、わかりやすく紹介しています。
この建物の外壁はコンクリート打放 クリアー塗装仕上(ウレタン?)で築20年になるので、そろそろ修復が必要と思いましたが、かなり予算がかかりそう。

この記念館、公園とも大掛かりな施設で、今となっては予算の使いすぎだったと思う。
東山魁夷せとうち美術館はこじんまりした建物でしたが、建てられた時の社会状況を反映している。

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瀬戸大橋記念館はこちら

記念館脇には、世界的な彫刻家として知られる流政之氏の制作になる、巨大な石組彫刻−どだま獅子がある。

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香川県の東山魁夷せとうち美術館ー2
2008-02-15 Fri 12:38
香川県の東山魁夷せとうち美術館の見学の続き

エントランスの格子ルーバー

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裏側面もコンクリートボリューム感とルーバーの対比が美しい

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展示している東山魁夷の絵はこぶりな絵が多い
1列に絵が並ぶと東山魁夷の絵が安っぽく見える
「東山魁夷の絵」には1点1点思い入れが深いので
和の雰囲気の室内に、1点のみ絵が掛けてある方が「東山魁夷の絵」には合いそうである。

カフェから瀬戸内海が見えるー窓の切絵

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無理なくドアの額縁などなくし、インテリアもシンプルであり、細部もきれい

最後にロビーにて「東山魁夷の生い立ち」解説DVDを見る

若くして実力がありながら、世に売れない苦労した時代
それにより悟った人生観、風景への思い、美しさへの探求etc.

訪れたらこのDVDもご覧になることをおすすめします。

椅子も座りごこちが良い

「東山魁夷の言葉」

風景は心の鏡である

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東山魁夷せとうち美術館はこちら

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香川県の東山魁夷せとうち美術館ー1
2008-02-13 Wed 12:08
2月11日(月・祭日)香川県の住宅の現場での打ち合わせが昼からなので、少し早めに岡山を出て、かねてから一度行きたかった坂出の「東山魁夷せとうち美術館」に行って来ました。

設計はニューヨーク近代美術館を設計したー谷口吉生
経歴はこちらをご覧下さい

美術館へのアプローチは建物に対して軸が振れています。
この方向がもっとも建築が美しく見える方向とのことで、
ギリシャのパルテノンの神殿も丘に登ると右方向に神殿が見えます。

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外壁はコンクリート打ち放しと緑の石貼り
東山魁夷は群青と緑青の色にこだわった画家であり、館内にこの岩絵具を展示していました。この緑の石は東山魁夷の「色のこだわり」を表現しているのでしょう。

遠方に瀬戸大橋と瀬戸内海の海を望む

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この美術館のデザインはシンプルで作り込みすぎず、時代の建築デザインに寄らなくて好感を持てます。建築デザインの普遍性を感じます。

東山魁夷せとうち美術館はこちら

続く

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建築家ルイス・カーンの映画見る
2006-12-25 Mon 17:56
先月 11月17日になりますが、私の所属している建築設計事務所の集まりの「人づくり・まちづくり」をテーマに岡山で活動している岡山建築設計クラブと言う団体の「設立20周年記念事業」として開催された建築家ルイス・カーンを題材にした「マイ・アーキテクト」を見ました。

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この映画はルイス・カーンの息子が、幼いときに亡くなった建築家の父ルイス・カーンの人生に触れたくて、遺作を訪ねて父を探すたびに出る、実録の物語です。ルイス・カーンはコルビュジェ・ライト・ミースの後20世紀を代表する巨匠建築家として有名です。建築家なら一度はカーンの実物作品を見たくなります。また、カーンを見てないと、気恥ずかしい思いをするものです。

1901年エストニアに生まれ、4歳のときフィラデルフィアに移住、事故による顔面の火傷や貧困を経験、1924年大学を卒業して建築家をスタートするが、長き不遇ののち50歳を超えてからエール大学アートギャラリー、リチャーズ医学研究所など不朽の名作を設計する。晩年、インド、バングラデシュにて国会議事堂、大学など設計する。

1974年3月インドからの帰りに、ニューヨークの駅のトイレでなくなる。遺体は著名な建築家とは身元が分からず3日間放置される。享年73歳
私が学生時代には、もっとも人気のあった建築家はルイス・カーンでありました。また、私の属した大学の助教授もかつてカーンの事務所に在籍しことがあり、研究室内カーン人気でした。また不遇な亡くなり方も伝説的でした。

コルビュジェは地中海で海水浴中心臓麻痺で亡くなり、ガウディーは物思いしながら歩いていたとき路面電車に轢かれてなくなり、イタリアの建築家の巨匠スカルパは日本を訪れているとき、仙台で交通事故で亡くなるなど、巨匠的な著名建築家は不慮の事故が多いです。

映画を見て、カーンの事務所の経営は苦しく破綻状態であったこと、私生活は3つの家庭を持ち私生活の混迷した状況を知る。カーンの生前中は3家族は会うことはなかったようで、この映画の制作を期にかつての思いを語る。
映画制作者の息子は、父の残した建築を巡ることにより、作品を通して自分と父を身近に感じる。息子たちよ、どの父親にも家庭の外(仕事の姿)に、もう一つの本当の父の姿があるのだ。と、世の父親たちは家族に言いたいですね。
3つの家庭は??ですが。

身を終わると、後ろの席で若い女性達が「何回泣いた?」「私2回」「私3回」などの声を聞く。私としてはもう少し、カーンの作品をじっくり見たかった。ちなみにこの映画は第76回アカデミー賞ノミネート作品他多くの受賞されており、映画として評価高いようだ。見ごたえのある映画であたった。

この映画のポスターの建築は、生存中工事中であった最後の作品のダッカの国会議事堂です。水辺に浮かぶ姿がきれいです。宇治の平等院もそうですが、水辺に建つ建築は生えますね。そして、形のモチーフは丸・三角・四角です。かのギリシャの哲学者プラトンは、最も美しい形は「丸・三角・四角」と言い、「この形は物の形の源である」と言っています。どうりで綺麗なはず、と納得してしまいます。

デザインで困ったときは「丸・三角・四角」と学生に嘘吹いています。

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Casa BRUTUS 安藤忠雄×旅 購入
2006-12-03 Sun 12:29
書店に立ち寄った際、「Casa BRUTUS 安藤忠雄×旅」と「LeCorbusier ル・コルビュジェの勇気ある住宅」安藤忠雄 の2冊を購入。

「Casa BRUTUS 安藤忠雄×旅」
建築家 安藤忠雄とカーサの担当者が、安藤さんが建築家を夢見て若き日に訪れた都市や建築を改めて旅し、建築への思い、示唆を与えてくれた建築家の作品等について語っています。

「永遠にかなわないライバル、それが安藤さんのル・コルビュジェ」「1965年、建築家になることを決意したローマ」Q:なぜ多くの建築家がローマをめざすのか?コルビュジェも現代建築の巨匠ルイス・カーンもローマを訪れています。この本の中で、ルイス・カーンの「時間に耐えうる建築の質とはいかなるものか・・その答えをこの地で、私は発見した」と紹介しています。

私は1978年に、何の予備知識なく1年間ローマに暮らしました。紀元前から今日までの2500年の長い時間を超えて、街のあちこちにある古代ローマの遺跡の中で暮らすことにより、建築の力強さを感じました。1年間を通じて2000年の建築の歴史を生で触れることができました。

不思議なもので、半年もすると古い洋館の外観を見ただけで、様式や建てられた時代、本物と贋作の見分けさえつくようになりました。建築は本で学ぶより、実物に触れることの大切さを実感しました。

古代ローマ時代の建築は、コンクリートの採用により巨大で頑強な建築群や都市を可能にしました。また、43Mの球が内包できるパンテオン(128年)のような、まさに神がかり的建築が可能になりました。パンテオンの中に立つと宇宙の中に自分(人)がいることを実感させてくれます。ローマに行ったなら、街の中心にあるパンテオンを訪れることをおすすめします。

ルネサンスの芸術家ミケランジェロは「天子の設計」と言い、ルネサンスを代表する建築家ブルネルスキーはパンテオンをヒントにしてフィレンツエの大聖堂のドームのコンペに勝利し、実現させました。人類は1300年の間48Mもの大空間を創ることができませんでした。


「LeCorbusier ル・コルビュジェの勇気ある住宅」安藤忠雄では、コルの住宅作品を通じて思い入れや魅力を書いています。両氏はコンクリートの素材や一流の建築家になるまでの生い立ちなど、相通ずるところがあるようです。

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現代建築家の3大巨匠と言えば、ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライトそしてミース・ファンデル・ローエの3人です。
ル・コルビュジェもコンクリートを自由に扱い、現代建築の先駆けになりました。私がローマに滞在していた時期は、この3人の時代も終わった感がありルイス・カーンに関心が寄せれらていました。

イタリアに滞在していた1988年に、ル・コルビュジェの作品でも見ておくか。ぐらいの感じでフランスのリオン郊外の修道院ラ・トゥーレットを訪れました。コンクリート仕上の建築は、ともすれば時間がたつと薄汚れて駄作になりがちです。しかしラ・トゥーレットは空間のボリューム感や光の入り方と色の変化など、写真では分からない良さを実感しました。

その後パリを訪れル・コルビュジェのスイスとブラジル学生会館、救世主会館、住宅作品のほとんどを訪ねました。スイスとブラジル学生会館ではコルが提唱する、建築が地面を開放するピロティーの様子が実感できます。あの有名なサボア邸は訪れる人もなく解体の危機さえありました。

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Casa BRUTUS ではたびたび、ル・コルビュジェ、フランク・ロイド・ライトそしてミース・ファンデル・ローエやルイス・カーンなどの現代建築家に光を当て今に蘇らせてくれます。私も彼らの建築を訪問しましたが、実物は写真より何倍も良く、訪れることを裏切りません。

メソポタミヤの中近東に始まり、エジプト、ギリシャ、ローマ、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、近代、そして現代に通じる西洋建築の一本の道筋こそ、今真に求められる建築と思います。

再び、ルイス・カーンの言う「時間に耐えうる建築の質とはいかなるものか」

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