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2006
12.25

建築家ルイス・カーンの映画見る

Category: 建築紀行
先月 11月17日になりますが、私の所属している建築設計事務所の集まりの「人づくり・まちづくり」をテーマに岡山で活動している岡山建築設計クラブと言う団体の「設立20周年記念事業」として開催された建築家ルイス・カーンを題材にした「マイ・アーキテクト」を見ました。

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この映画はルイス・カーンの息子が、幼いときに亡くなった建築家の父ルイス・カーンの人生に触れたくて、遺作を訪ねて父を探すたびに出る、実録の物語です。ルイス・カーンはコルビュジェ・ライト・ミースの後20世紀を代表する巨匠建築家として有名です。建築家なら一度はカーンの実物作品を見たくなります。また、カーンを見てないと、気恥ずかしい思いをするものです。

1901年エストニアに生まれ、4歳のときフィラデルフィアに移住、事故による顔面の火傷や貧困を経験、1924年大学を卒業して建築家をスタートするが、長き不遇ののち50歳を超えてからエール大学アートギャラリー、リチャーズ医学研究所など不朽の名作を設計する。晩年、インド、バングラデシュにて国会議事堂、大学など設計する。

1974年3月インドからの帰りに、ニューヨークの駅のトイレでなくなる。遺体は著名な建築家とは身元が分からず3日間放置される。享年73歳
私が学生時代には、もっとも人気のあった建築家はルイス・カーンでありました。また、私の属した大学の助教授もかつてカーンの事務所に在籍しことがあり、研究室内カーン人気でした。また不遇な亡くなり方も伝説的でした。

コルビュジェは地中海で海水浴中心臓麻痺で亡くなり、ガウディーは物思いしながら歩いていたとき路面電車に轢かれてなくなり、イタリアの建築家の巨匠スカルパは日本を訪れているとき、仙台で交通事故で亡くなるなど、巨匠的な著名建築家は不慮の事故が多いです。

映画を見て、カーンの事務所の経営は苦しく破綻状態であったこと、私生活は3つの家庭を持ち私生活の混迷した状況を知る。カーンの生前中は3家族は会うことはなかったようで、この映画の制作を期にかつての思いを語る。
映画制作者の息子は、父の残した建築を巡ることにより、作品を通して自分と父を身近に感じる。息子たちよ、どの父親にも家庭の外(仕事の姿)に、もう一つの本当の父の姿があるのだ。と、世の父親たちは家族に言いたいですね。
3つの家庭は??ですが。

身を終わると、後ろの席で若い女性達が「何回泣いた?」「私2回」「私3回」などの声を聞く。私としてはもう少し、カーンの作品をじっくり見たかった。ちなみにこの映画は第76回アカデミー賞ノミネート作品他多くの受賞されており、映画として評価高いようだ。見ごたえのある映画であたった。

この映画のポスターの建築は、生存中工事中であった最後の作品のダッカの国会議事堂です。水辺に浮かぶ姿がきれいです。宇治の平等院もそうですが、水辺に建つ建築は生えますね。そして、形のモチーフは丸・三角・四角です。かのギリシャの哲学者プラトンは、最も美しい形は「丸・三角・四角」と言い、「この形は物の形の源である」と言っています。どうりで綺麗なはず、と納得してしまいます。

デザインで困ったときは「丸・三角・四角」と学生に嘘吹いています。

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