建築家のクローバル化
2007-11-17 Sat 21:23
11月16日(金)と17日(土)の両日、建築家の団体である(社)日本建築家協会中国支部の「JIA中国建築家大会IN岡山2007」・・(岡山で建築家の大会)が開催され、そのお世話と大会の事業に参加してきました。

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11月16日(金)開会の後基調講演に日本建築家協会 副会長で国士舘大学工学部建築デザイン工学科学科長の 建築家国広ジョージさんに「地域からリージョンへ」のテーマで講演をしてもらいました。リージョンregionとは地域、範囲、領域をさします。「地域から地域へ」とは?と思いながら講演が始まります。

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国広ジョージさんは東京で生まれましたが、幼少時からカリフォルニア、ボストン、デトロイト、ロサンゼルスにて暮らし、カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部建築科、 ハーバード大学院で建築を学ばれニューヨークで建築設計事務所を開設されていました。その後1997年 建築家としての活動拠点を東京に移され現在日本で活躍されている、国際派の建築家です。

講演では、日系二世としてアメリカでの人種偏見の体験、アジア人との交流、ベトナム戦争下での徴兵のくじの体験など話され、こうした経験が私たちとは少し異なる、国際感覚のある建築家の元になっている。

講演では「千年持続性」の大切さを提唱されています。石油は40年、天然ガスは70年、石炭は300年で枯渇する。こうした100年から数100年の持続するエネルギーに頼ると、私たち人類は1000年後には生存できない。今こそ1000年後に生存できる科学やシステム、思想 を考えるべきである。

現在アメリカはメキシコ、南米とグローバル化が進み、ヨーロッパは国を超えてEUがまとまりつつある。また、中国や韓国はアメリカと結びつきが強くなりつつあり、日本はアジアとの連携を模索すべきである。

現在、国広ジョージさんは学生と共にスリランカを始めアジア各地で歴史ある近代建築の保存と活用の「アジア近代建築ネットワーク」の活動をされています。いまこそ建築家は地域から国を超えてリージョン(アジア地域との交流)での活動が大切であると話されました。建築家からこれからは建築活動家を目指したい。日本の建築家も中国語や韓国語を学びアジアの各地で活動を求める時代である。

私の事務所でも、一昨年は地元企業から中国でを生産している建材の相談、先月は大連の繁華街での、歴史的な建物に日本からの事業参加による再生利用の相談など、岡山でも身近にアジアでのグローバル化を感じます。

建築業界は、構造偽装や建築基準法の改正による建設工事の停滞など重苦しい話題が多い中、先を見据えた国際派の建築家ならではの有意義な話でした。

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