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2010
02.19

吉田桂二講演会に行ってきました

2月19日(金)岡山コンベンションセンターで 建築家 吉田桂二さんの「エコロジー住宅の原点をあらためて問う」講演会に行ってきました。300名募集でほぼ会場は満席で、木造住宅に造詣の深い知り合いの方も多く来られていました。

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講演では、「いかにして良い家を創ることは可能なのか?」
エコロジー住宅とは環境共生住宅であるが、環境共生は環境共棲(共にすむ)と言い換えたい。

■ 商品化した住宅ではエコロジーから逃避するのみ
カタログを選んで住宅を造ってはいけない
設計・工事をする人はメーカーの下請けになってはダメ

■ 性能重視は近隣関係の社会を破壊する(コミュニティーの破壊)
メーカーの住宅は性能重視のあまり、住宅が密閉型になっており窓を開けない暮らしになり、ご近所と疎遠になる
窓を開ける住宅にすると、ご近所と挨拶するようになる
今の住宅は性能・設備重視すぎコストをかけすぎ、気密の高い家は問題である

岡山は気候が良いので 気密性能は不要、少しぐらい隙間があり風が通るほうが良い
密閉して暖房すると酸欠になる、通風のある暖房は気持ちよい、できれば輻射暖房が良い、暖炉などおすすめで薪ストーブなど最近多くなった

■ 開放性のみが環境保全に資する
住まいは通風の良い家が良い、大きく窓が開けれる家が良い、大きく開けるように窓の開け方工夫する
アルミサッシュは外付けが良い、内部の室内も引き戸にして空間をつなげる(開放的にする)
住宅は開放性が大切

■ エコロジー住宅が持つべき資質のいくつかー自分で発見し創作することが大切
日照、通風、換気・・・いくつもあるが 通風の良い家をめざすべきである

開放感のある昔の生活の良さをとりもどすー内部も開放性のある家にする

できるかぎり全開出来る窓を採用

子供とのふれあい大切ー子供室を大きくしない、子供が外に出たがる家にする、北向きの部屋でも良いのでは

室内に物を置かない、タンスなどを納戸にしまい壁に花など生けると暮らしが変るー納戸を1・2階に設ける
住宅の高さを押さえるー1階床から2階床まで2,700 2階床から桁まで2,250おすすめ 家がきれいに見える

岡山の住宅の屋根勾配は5寸がおすすめ、京都は4寸、雪国は6寸がよい

講演の後半は先生のおすすめの住宅平面と、立面・断面図にて解説された
岡山でつくるべき住宅の方向を示していただいた、有意義な講演でした。

吉田先生は(よしだ けいじ)1930年生 岐阜県出身の建築家で 株式会社連合設計社市谷建築事務所代表取締役会長。生活文化同人代表、全国町並み保存連盟顧問、日本大学非常勤講師、熊本大学客員教授、東京芸術大学客員教授などを歴任。

日本建築の第一人者であり、環境共棲住宅を提唱され、日本の伝統建築を後世に伝える取り組みにも人力されている。「吉田桂二の木造建築学校」を開設され、家づくりに携わっている専門家を育てる講義を行っており、講演では学校の話もでました。


吉田桂二さんの「エコロギー住宅をつくる」他の講演資料はこちら
「現代住宅の五つの罪」についての話

参考になったらクリックしてください

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