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2006
12.29

ウールの断熱材

今日は年末最後なので、工事状況を確認のため現場廻りをしてきました。

現在工事中の住宅を紹介します。
私の設計する住宅では、ウールの断熱材を壁内部に充填する工法を多く採用しています。

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最近の住宅は断熱材の向上やペアガラスの採用など断熱性のも高くなり、高気密化の傾向にあります。いわば魔法瓶の中で暮らしている常態と言えます。そして、日常生活から発生する水蒸気は逃げ場がなくなり、結露になって現れます。そうしたことから、住宅内部は調湿性を高くしたいと思っています。

また、魔法瓶のような住宅内部に、有害物質を発散するような材料を多量に使用するとシックハウスの原因にもなります。

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(窓の廻りの隙間は、カットしたウールの残りを手でちぎって簡単に充填できます)

調湿効果を得るには
・ 木を多く使う
・ 珪藻土など調湿効果のある材料を使う

ウールの断熱材の特徴
・ 珪藻土の3倍の調湿効果が期待できる
・ グラスウールと同じ断熱効果がある
・ 天然素材であり健康被害がない、シックハウスの原因にならない
・ ホルムアルデヒドなどの空気浄化作用が期待できる
・ 耐久性が高い(400年以上昔のウールが健在)
・ 吸音性が高い
・ 廃棄処分がしやすい・・グラスウールの場合将来の処分方法が心配
・ 発火しにくい(ボーイング社の飛行機の内装に採用されている)

コストは一般程度の住宅で、グラスウールに対して20万円/棟ぐらい高くはかかります。

グラスウールは吸湿性が高く、一度水分をが入ると湿気が出にくいので、重みで下にずり落ちる可能性がある・・北海道で被害多く見られた。
刺さるとちくちくする。空気中に飛散すると肺に入ると刺さる可能性ある。第2のアスベストの可能性もありそう。(知り合いの専門医師に聞くと、アスベストの危険性はグラスウールの比ではないが、危険性ゼロとは言えない。でした)

そのため、コスト面を重視してグラスウールを採用する住宅も2割程度 
あります。ご希望により、岡山県北部など寒冷地で、全面外断熱を採用する住宅は1割ぐらいです。最近は、屋根・床部の断熱材はネオマフォームなどの外断熱、壁はウールの断熱材の混合タイプも試みています。

すまいのポイント・・住宅内部の調湿効果が大切、可能ならば自然な素材を使用する

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