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2006
12.02

松の無垢の厚板

Category: 岡山の木
現在工事中のF邸に使用する、松の無垢の厚板類が木材店に入荷したので、施主さんご夫婦に見てもらいました。F邸はそろそろ造作工事に入るため、カウンターや造付け洗面台、机などの天板の手配に入ります。

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伺ったのは、倉敷市にある創業100年と老舗の倉敷木材店さん。
柱や梁の構造材、下地材・板材・造作材など広い敷地内にいっぱい木材がいつもあります。こちらの「暮らしらぼ」には厚板を加工した机や椅子、棚も展示しています。すべてオーダー加工なので好みに合わせてデザインできます。
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今回、施主さんに見てもらうのは、使用予定の天板などの松の厚板です。
この板類は広島で伐採された松を、岡山県北の鈴鹿製材所さんで製材してもらいました。約1ヶ月前から必要なサイズに挽きたて、人工乾燥釜に入れ材木店に送ってもらいました。松材は、松くい虫被害に合い最近は取れにくくなっています。現在では中国地方と東北地方で伐採されるそうです。
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鈴鹿製材所さんは、岡山県でも屈指の松の乾燥技術を持っている、松専門の製材所です。工場に伺うと広い敷地内まったく松丸太ばかりです。おもに松の柱や梁材、階段セット、フローリングを出荷しています。求めに応じてこうした厚板も製材してくれます。私と鈴鹿さんの出会いは、10年近く前、県北に行ったとき突然に訪問して、製材所を案内してもらいました。約束もない訪問でしたが、鈴鹿専務さんが丁寧に松材について教えていただき、松への思いが伝わりました。今は若い息子さんが、家業にがんばっています。

下の写真は、玄関の下足入れに使う天板です。長さ4M 巾50cm 厚さ45ミリで、使用が決定すると、機械カンナをかけ、反らないように蟻桟加工をします。節がまったくなく、程よい肥えがあります。少し年数が経つと飴色になります。国産松は取れなくなってきていますが、今なら住宅で使うことができます。50年先、この家が解体されるときは、きっとこの板はもはや手に入らない貴重な板になっていることでしょう。仕上は自然塗料を塗ります。

無垢の松板といえば、なんだか高そうに思いますが、この板で、建設会社さんからの提示金額が85,000円でした。ちなみに あるメーカーの既製品の集成材の工場生産品の天板、長さ 4.5M 巾60.8cm 厚さ37ミリで 定価73,500円です。実際のに使用する場合の建設会社さんの提示金額はもう少し安くなりますが、それでも数万円の差でしょう。

書斎の机板 長さ2M 巾 70cm(2枚継ぎ)厚さ45ミリ で65,000円
キッチンカウンター 長さ 2M 巾 40cm 厚さ45ミリ で28,000円でした。集成材の板では、長さ 1.82M 巾 45cm 厚さ37ミリ で定価30,500円。さて、あなたなら どちらにしますか?
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問い合わせ先 松板の製材所 ㈱鈴鹿製材所 岡山県美咲町中央町原田1962 
                     電話0868-66-0161


問い合わせ先 倉敷木材店さんは下記へ・・鈴鹿の厚板と言って下さい
ショールームもあります
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帰り際、倉敷木材店さんの大久保社長さんにばったり会い、「お茶でも飲んで行かれー」とのお言葉、捕まってしまいました。クラモクさんが開催している「フェアー」の話になり、ついでに建築家による建築家展の同時開催を提案する。ちゃっかり、ある企画の広告協賛もいただく。大久保社長は社業の他、倉敷の経済界やまちづくりに活躍されて、なかなか楽しい方です。

岡山では、こんな木や人の出会いに会えます。

午後から岡山で、後楽園一帯のカルチャーゾーンのまちづくりワークショップに参加するため、急いで退散する。

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dot 2010.02.24 08:03 | 編集
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